東京六大学野球の基礎知識

東京六大学野球は、

早稲田大学、慶応義塾大学、明治大学、法政大学、立教大学、東京大学という、

六校を加盟校とする、各校総当たりの、大学野球のリーグ戦です。

リーグ戦は、毎年、春季リーグが4~6月、秋季リーグが9~11月と、

春秋一度ずつ、行われます。

東京六大学野球の公式戦は、開催期間中の週末(土曜日と日曜日)、
神宮球場で行われます。

リーグ戦の順位は、基本的には勝ち点によって決められますが、

勝ち点というのは、各校の対戦で、
先に2勝した方に与えられます。

例えば、早稲田と明治の対戦で、
早稲田から見て、

○●○

という星取りになると、
この対戦では、早稲田が明治から勝ち点を取る、
という事になります。

東京六大学野球は、基本的には週末開催ですが、
対戦が3回戦までもつれたり、

雨天順延になったりした場合は、
月曜日以降にも試合が行われます。

そして、各校が総当たりで対戦して行き、
最終的には、最も多く勝ち点を取った学校が優勝、

以下、勝ち点の多い順に、順位が決められます。

しかし、リーグ戦の1位に、
同じ勝ち点で2校が並んだ場合は、

勝率の高い方が優勝、という規定が有ります。

更に、勝ち点も勝率も全く同じで、
1位に2校が並んだ場合は、

2校によるプレーオフ(優勝決定戦)が行われます。

プレーオフは、リーグ戦の全日程が終了した後に行われますが、
プレーオフは、当該校同士による1試合のみで、

勝った方が優勝です。

最近では、2010年秋に、早稲田と慶応が、1位で勝ち点、勝率で並び、
プレーオフが行われましたが、

この時は早稲田が慶応をプレーオフで10-5で破り、優勝しました。

なお、東京六大学野球では、

優勝校には天皇杯が贈られますが、
プロ野球、社会人野球、学生野球の全ての公式戦や大会などを引っくるめて、

優勝チームに天皇杯が贈られるというのは、
唯一、東京六大学野球のみ、なのです。

この事から見ても、
東京六大学野球が、野球界の中でも、
特別な地位を占めている、

という事が、おわかり頂けるのではないでしょうか。

それと、東京六大学野球では、
その歴史と伝統に敬意を表して、

早稲田と慶応の対戦、いわゆる早慶戦は、
リーグ戦の一番最後に、単独開催されます。

こうして、六大学は良きライバルとして、
毎シーズン、優勝を争っているのです。

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