東京六大学野球ファンのコミュニティとは
東京六大学野球のファンは、
独特のコミュニティを形成しています。
東京六大学野球は、プロ野球に比べると、
どちらかと言うと、ややマニア向けというか、
コアなファン向けの存在である、
という事が言えると思われます。
東京六大学野球のファンの人達は、
それを充分に自覚した上で、
それぞれ、六大学野球を楽しんでいるので、
「自分は、敢えて六大学野球を選んで、楽しんでいるんだ!」
という意識が強い人が多いのが特徴です。
音楽に例えると、
テレビにも沢山登場し、大きな会場でコンサートを行う、有名アーティストではなく、
ちょっとマイナーで、でも実力は確かな、
お気に入りのバンドのライブを見るために、
ライブハウスに足を運ぶような感覚、
といった感じ、でしょうか。
従って、勢い、東京六大学野球のファン同士というのは、
妙な連帯感が有ったりします。
神宮球場に行けば、いつも顔を合わせるような常連さんが居て、
挨拶もそこそこに、コアな六大学野球談義に花を咲かせ、楽しく試合を観戦する…
東京六大学野球の試合が行われる時、
神宮球場のあちらこちらで、そのような光景が見られます。
また、試合が終わったら終わったで、
彼らは、手近な店などに入り、
今日の試合は、ああだった、こうだったと、
試合を振り返りながら、侃々諤々と、
またもや野球談義を繰り広げます。
ただそれだけの事ですが、これがまた、何とも言えず、楽しいものなのです。
そして、インターネット上でも、
東京六大学野球ファン同士の意見交換や、白熱した議論は、盛んに行われていますが、
インターネットにおける、コミュニケーションツールが発達した事により、
東京六大学野球ファン同士の連帯感は、
近年、ますます強まっているように思われます。
大学を卒業し、今は東京から離れてしまったような人も、
インターネットを通して、いつでも、
同好の士と繋がる事が出来るわけですから、
東京六大学野球好き同士のコミュニティというのは、従来よりも、
更に濃く、楽しいものになっていると、
私には思えるのです。
プロ野球でも高校野球でもなく、
東京六大学野球が大好き、
この一点だけで、東京六大学野球ファンは、
楽しくも濃密な、独自のコミュニティを築き上げているのです。
何とも素敵な事ですね。
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