東大の連敗記録

東大野球部は、今年(2013年)の六大学野球の公式戦でも、 春秋を通じて、一つも勝つ事は出来ませんでした。

これで、東大は2013年秋以来、 公式戦で66連敗を喫してしまった、という事になります。

今年は、元巨人の桑田真澄氏を特別コーチに迎え、 意気込んで臨んだ東大でしたが、

残念ながら、連敗を止める事は出来ませんでした。

しかし、この66連敗というのは、 東大の最多連敗記録ではありません。

実は、東大は何と、70連敗という記録を持っているのです。

その前に、1953(昭和28)年春~1955(昭和30)年秋にかけて、 東大は50連敗を喫していますが、

これが長らく、東大の、そして六大学野球の連敗記録として、残っていました。

1987(昭和62)年秋の開幕戦で、 東大は慶応に2-1で勝ちましたが、

この勝利は、東大がそれまでの30連敗をストップし、東大野球部の通算199勝目、という勝利でした。

しかし、ここから東大は、想像を絶するような泥沼にはまっしまいました。

その次の試合から、東大は全く勝てなくなり、 1987(昭和62)年秋~1990(平成2)年秋まで、 何と70連敗を喫してしまいました。

東大は、それまでの50連敗の記録を、大幅に塗り替えてしまったのです。

しかも、通算200勝に王手をかけながらも、 なかなか勝てない、という状況となってしまいました。

1987年秋の開幕戦の勝利を挟んで、30連敗と70連敗ですから、 前後合わせて、1勝100敗という事にもなるわけです。

1991(平成3)年、以前に東大の監督を務め、 1981(昭和56)年春に赤門旋風を巻き起こした、平野裕一が、再び東大の監督に就任しました。

同年春の開幕戦、 東大は、立教に7回2死までパーフェクトに抑え込まれ、0-1とリードされていましたが、

そこから集中打で、一挙4点を奪い逆転するという、見事な逆転勝ちで、 東大は遂に連敗を70でストップし、 ようやく通算200勝を達成しました。

その後、2010(平成22)年秋には、 東大は、それまでの35連敗をストップし、 早稲田の斎藤佑樹に黒星を付ける、という勝利を挙げましたが、

その勝利を最後に、今日まで、66連敗を喫している、というのが現状なのです。

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